特に都市部においては、乳幼児の施設における子どもの泣き声や奇声など子どもの騒音について、近隣の住民の方々からお叱りを受けることが多くなり、悩ましく思っておりました。

国の待機児童解消の掛け声をもとにして、各地に小規模な保育所が増設されましたが、それぞれの施設も保育活動の遂行にはとても神経を使います。

もとより、子どもたちの泣き声や嬉しさ余って大きな声を発することは人間にとって大切な言語表出や感情表出と同じ意味を持ち、生命を維持し育つためには欠くことのできない自然な行為です。この声が騒音と同じに扱われることには違和感がありますが、音の拡散を防ぐことができるのであれば、とてもありがたいと思っていましたところ、この度、株式会社スマートガーデン様と港製器工業株式会社様のご協力によって園庭の周りに木製の防音壁が完成し、測定の結果、子ども達の声の音量の減衰が確認されました。

他の乳幼児施設にも設置され、伸びやかな保育活動が行えることを願っております。

学校法人あけぼの学園
社会福祉法人あけぼの事業福祉会
理事長 安 家 周 一

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