都市型幼稚園・保育園では敷地が狭く園児たちの遊具や道具の置き場に困っています。
あけぼの風の森保育園でも園児60名分の遊具や道具を収納するスペースが少なく困っておられました。園長先生からのご相談があり建物の屋上から敷地の隅々まで調べましたら北側に建物の床下に斜面地がありました!!
その斜面地に擁壁を作ると莫大な費用がかかりますが、ウッドデッキなら捻出可能と計画を致しました。
私が目を付けたのは、今までは利用されていない北側の建物下の斜面地を活用する事でした。
建物下への階段は勾配が急で狭く、途中でL字型に曲がっていて、とても使いづらいものでした
雨がかかる部分の木土留めは、ブロックの土留めにして安全性を確保しました。
ブロック積みは3段目天端で、既存RC基礎と接合して安全性を確保しました。この場所は擁壁の転倒防止と踊り場兼用で土間コンクリートとしました。実際に使われた先生方からは、感謝の言葉を頂きました。
物置の棚を設置するために、地の鋤取りをして使いやすくしました。
ウッドデッキの束石を据えております。
大工さんは真剣に作業を進めています。
取付金具は、しっかりと取り付けています。
ウッドデッキの外枠ができました。
根太(ねだ)は金具を使い、しっかりと既存コンクリートに固定しています。
ウッドデッキの床を張り終え階段の準備をしています。
階段の側板に踏板を差し込む溝を削っています。
元あった階段からは、こんなにも緩やかで使いやすい階段に変わりました。
フェンス部分は雨除けに波板を張っています。
物置として使いやすいように棚を設置しました。
今までは狭くて急で使いずらい階段が緩やかな階段へと変身し、整理のしにくい場所は大きな倉庫として生まれ変わりました。
屋上にも物置2台を設置して、お困りごとが一気に解決しました。
資材運搬は、駐車場から園庭を通り抜けて急な階段を降り大変な作業でしたが、先生方の喜ぶ顔を見て苦労も吹っ飛びました。
工事管理 斎藤 栄三